公衆衛生学

Epidemiology

公衆衛生学, 基礎医学

生活習慣病と老化の予防により、健康寿命の延伸に挑む ~疫学的エビデンスから保健医療政策の提言へ~

公衆衛生学専攻

医科学専攻

  • 修士課程/博士課程

教員構成

辻 一郎辻 一郎

辻 一郎教授

TSUJI, Ichiro Professor, M.D. Ph.D.

TEL:022-717-8123

E-Mail:thkpbh-office*umin.ac.jp
(「*」を「@」に変換してください)

URL:http://www.pbhealth.med.tohoku.ac.jp/

その他の教員・スタッフ
  • 遠又 靖丈講師

    Lect.TOMATA, Yasutake

  • 菅原 由美助教

    Assistant Prof.SUGAWARA, Yumi

この分野の研究テーマ

  • 生活習慣病の危険因子を解明するための大規模コホート研究
  • 老化(要介護・認知症)の予防に向けたコホート研究と介入研究

研究キーワード

健康寿命, がん, 循環器, 老化, 東日本大震災被災者

技術キーワード

疫学, 統計学, コホート研究, 介入研究

分野の紹介

私たちの主要な研究テーマは、がん・循環器疾患・老化(要介護や認知症を含む)の危険因子を観察疫学の手法で解明し、その予防に向けた対策の効果を介入疫学の手法で検証することです。
私たちの分野は、5万人規模のコホート研究データを2つ保有しており、詳細な生活習慣・健診データとその後の死亡リスク・がん罹患リスク・医療費・介護保険認定リスク・認知症発生リスクとの関連を20年以上にわたって追跡しています。これ程の規模のコホートを単一の施設で有しているのは、国内では国立研究がんセンターと当分野のみです。この豊富な研究資源をフルに活用して、New England JournalやJAMAなどの雑誌に論文を発表し、その成果は世界的にも注目されています。これらの疫学的エビデンスに基づいて、健康寿命の延伸策を提言しています。
私たちは、地域保健支援センターと共同して、東日本大震災被災者を対象とする健康調査を半年ごとに行っています。これにより、被災者の心身の健康に影響を及ぼす要因を解明するとともに、被災者支援のあり方を提言しています。また、被災者に対する健康支援(健診、保健指導・健康教育、栄養や身体運動などの教室開催など)も活発に行っています。
私たちは、疫学や公衆衛生の領域において次代を担う人材(疫学研究者・行政関係者・予防マインドを持った臨床医や保健医療職種など)の育成を重視しています。

Figure 1 日本食と要介護発生リスク(日本食パターンの度合いが高い者ほど要介護状態になるリスクが低い)
Figure 1 日本食と要介護発生リスク(日本食パターンの度合いが高い者ほど要介護状態になるリスクが低い)
Figure 2 被災者健康調査:仙台市若林区(2012年)
Figure 2 被災者健康調査:仙台市若林区(2012年)

主な論文

  • Sugiyama K, et al. Association between Coffee Consumption and Incident Risk of Disabling Dementia in?Elderly Japanese: The Ohsaki Cohort 2006?Study. J Alzheimers Dis. 2015 Dec 2. [Epub ahead of print]
  • Tomata Y, et al. Long-term impact of the 2011 Great East Japan Earthquake and tsunami on functional disability among older people: A 3-year longitudinal comparison of disability prevalence among Japanese municipalities. Soc Sci Med. 2015;147:296-9.
  • Tanji F, et al. Personality and suicide risk: the impact of economic crisis in Japan. Psychol Med. 2015;45(3):559-73.
  • Kumagai Y, et al. Dietary patterns and colorectal cancer risk in Japan: the Ohsaki Cohort Study. Cancer Causes Control. 2014;25(6):727-36.
  • Chen Y, et al. Association between body mass index and cardiovascular disease mortality in east Asians and south Asians: pooled analysis of prospective data from the Asia Cohort Consortium. BMJ. 2013 Oct 1;347:f5446

OB・OGの主な進路

大学教員、行政職、臨床医、研究所研究員、大学病院職員

担当教員より進学志望者へのメッセージ

21世紀は「予防医学」の時代です。健康増進や疾病予防・介護予防に感心のある方は、是非お越し下さい。

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