分子内分泌学

Molecular Endocrinology

基礎医学, 分子生物学・細胞生物学

ホルモン核内受容体の基礎研究を基盤とした内分泌代謝疾患・メタボリック症候群の病態解明ならびに新規創薬

保健学専攻

  • 修士課程/博士課程

教員構成

菅原 明菅原 明

菅原 明教授

SUGAWARA, Akira Professor, M.D., Ph.D.

TEL:022-717-8079, 7483

E-Mail:akiras2i*med.tohoku.ac.jp
(「*」を「@」に変換してください)

その他の教員・スタッフ
  • 横山 敦助教

    Assistant Prof. YOKOYAMA, Atsushi

  • Rehana Parvin助教

    Assistant Prof. Rehana Parvin

この分野の研究テーマ

  • 副腎アルドステロン合成酵素を標的とした難治性高血圧症の新規診断・治療法の開発
  • ACTH依存性クッシング症候群(クッシング病)の病態解明・新規治療法の開発
  • 特異的転写因子を標的とした糖尿病性腎症の病態解明・新規創薬

研究キーワード

ホルモン核内受容体, アルドステロン合成酵素(CYP11B2), クッシング病, 糖尿病性腎症, 治療抵抗性高血圧

技術キーワード

エピゲノム解析, 遺伝子発現解析, ハイスループットスクリーニング(HTS), Cre-loxPシステム, CRISPR-Cas9システム

分野の紹介

本分野では、分子生物学的手法や遺伝子改変マウスを用いて、難治性内分泌・代謝疾患やメタボリック症候群・生活習慣病の病態解明、新規診断法・バイオマーカーの開発や新規創薬・治療法の開発を進めている。これまでに、ホルモン核内受容体であるPPARγ(Fig. 1)やレチノイン酸受容体(RAR)・レチノイドX受容体(RXR)(Fig. 2)のリガンドの、pleiotropicな降圧作用や抗動脈硬化作用を明らかにしてきた。現在進めている主な研究内容としては、1)副腎アルドステロン合成酵素(CYP11B2)を標的としたハイスループットスクリーニング(HTS)を用いての難治性高血圧症の新規創薬、2)肥満高血圧症の原因と考えられる脂肪細胞由来の未知の液性因子の同定ならびにそれを基盤とした新規診断バイオマーカーの開発、3)糸球体基底膜ヘパラン硫酸を標的とした糖尿病性腎症の病態解明、4)特異的転写因子を標的とした糖尿病性腎症の病態解明ならびにHTSを用いての新規創薬、5)ACTH産生下垂体細胞を標的としたCushing病の新規治療法の開発、6)質量分析計を用いたホルモン核内受容体の転写共役因子の同定・新規翻訳後修飾の探索、等が挙げられる。将来的な診療への橋渡し・患者さんへのフィードバックを目指して、教室員は日夜研究に励んでいる。

Figure 1 我々が明らかにしたPPARγの新規作用
Figure 1 我々が明らかにしたPPARγの新規作用
Figure 2 我々が明らかにしたレチノイド受容体の新規作用
Figure 2 我々が明らかにしたレチノイド受容体の新規作用

主な論文

  • Saito-Hakoda A, et al. Effects of RXR agonists on cell proliferation/apoptosis and ACTH secretion/Pomc expression. PLoS One. 10(12):e0141960, 2015
  • Yokoyama A, et al. Identification of myelin transcription factor 1 (MyT1) as a subunit of the neural cell type-specific lysine-specific demethylase 1 (LSD1) complex. J Biol Chem. 289(26):18152-18162, 2014
  • Matsuda K, et al. Angiotensin II receptor blockers differentially affect CYP11B2 expression in human adrenal H295R cells. Mol Cell Endocrinol. 383(1-2):60-68, 2014
  • Uruno A, et al. All-trans retinoic acid and a novel synthetic retinoid tamibarotene (Am80) differentially regulate CD38 expression in human leukemia HL-60 cells: possible involvement of protein kinase C-delta. J Leukoc Biol. 90(2):235-247, 2011
  • Uruno A, et al. Peroxisome proliferator-activated receptor-{gamma} suppresses CYP11B2 expression and aldosterone production. J Mol Endocrinol. 46(1):37-49, 2011

OB・OGの主な進路

国立大学教員、私立大学教員、国立大学病院医師、国立大学病院臨床検査技師、公立病院医師、私立病院医師、地方自治体職員、CRO企業社員

担当教員より進学志望者へのメッセージ

当分野では、難治性内分泌・代謝疾患やメタボリック症候群・生活習慣病の病態解明や新規診断・治療法の開発を目指しております。是非、一緒に研究を行いましょう。

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