脳神経科学を社会へ還流する教育研究拠点　東北大脳科学グローバルCOE

日時　2009年 6月5日（金）17:30-19:00　
会場　星陵キャンパス・5号館2階　201セミナー室
演者 内田　麻理香　先生　
(サイエンスコミュニケーター／東京大学工学部広報室特任研究員)
演題　「科学と社会の架け橋に―サイエンスコミュニケーションと大学広報―」

講演概要
科学は好きだったけど理系は苦手、でも文系科目も得意ではない。そんな悩みの先に辿り着いたのが、サイエンスコミュニケーターという仕事でした。科学の「食わず嫌い」の皆さんに振り向いてもらうにはどうしたらよいか？日々体当たりで試行錯誤するリアルな姿をお伝えします。そして、同じく「科学と社会の架け橋」である大学工学部広報担当者としての業務内容もご紹介。大学広報担当として、個人として。二つの顔を持って活動する立場から、その共通点・相違点を検討し、サイエンスコミュニケーターという「仕事」の表裏両面についてお話しします。

演者略歴
東京大学工学部応用化学科卒、同大学院工学系研究科応用化学専攻修士課程修了。同大学院博士課程進学、日本学術振興会特別研究員（DC1）。博士課程中途退学後、専業主婦に。2005年に処女作を出版したのち、フリーランスのサイエンスライターとなる。2007年から東京大学工学部広報室特任教員。2009年、東京大学大学院学際情報学府博士課程に入学すると同時に現職。大学学部広報の業務の傍ら、各種媒体を通じてサイエンスコミュニケーターとして活動中。主な著作は「カソウケン（家庭科学総合研究所）へようこそ」「恋する天才科学者」（共に講談社刊）。主な出演番組は「世界一受けたい授業」（日テレ系列）。