活動内容

第1回東北大学グローバルCOE若手フォーラム

10/26(金)に、第1回東北大学グローバルCOE若手フォーラムが、東北大学星陵キャンパス(医学部)にて開催されました。

このフォーラムでは、東京大学分子細胞生物学研究所からキイロショウジョウバエ(Drosophila melanogaster)の脳の研究をされている研究者お2人をお招きして、講演をしていただきました。
遠藤啓太先生(東京大学分子細胞生物学研究所高次構造研究分野、写真1)と佐藤純先生(同形態形成研究分野、写真3)です。

写真1 遠藤啓太先生
写真3 佐藤純先生

遠藤先生は、匂いを感じ取ってその情報を処理するのに働く嗅覚神経細胞(olfactory receptor neuron、 ORN)や触角葉(antennal lobe)、およびそれらの正常な発生に必要な遺伝子についてお話し下さいました(写真2)また、佐藤先生のお話は、ショウジョウバエの視覚中枢の一部であるメダラ(medulla)神経節の発生の仕組みと、それに関わる4種類の転写因子をコードする一群の遺伝子についてのものでした(写真4)。

写真2
写真4

遠藤先生の研究テーマは「キイロショウジョウバエ嗅覚神経細胞の多様なクラス分化とクラス特異的な軸索投射をつかさどる分子機構の探索-Notch, Numb & Beyond」
佐藤先生の研究テーマは「ショウジョウバエ成虫脳における同心円ゾーンと細胞移動による神経回路の構築」

両者ともショウジョウバエの研究者でしたが、ショウジョウバエ研究に馴染みのない聴衆の方々にもご配慮下さり、非常に解りやすく説明して下さったため、専門外の方々にも楽しんでいただけたのではないかと思います。
また、大変解像度が高く美しい脳の染色画像が多数登場したので、見ていて感動的ですらありました。

講演終了後には、懇親会も行われました(写真5、6)。
懇親会ではゲストのお2人の先生方と、また他の研究室のメンバーの方々とも交流することが出来、筆者(野島)としてはとても有意義な時間を過ごすこととなりました。

写真5


「かんぱーいっ!!」懇親会の様子、その1。
写真は、左から遠藤先生、佐藤先生、そして当GCOE の拠点リーダーの大隅典子先生。
お酒を飲みつつ親睦を深めます


写真6

懇親会の様子、その2。
みんな、ディスカッションや世間話に花を咲かせています。そろそろ酔っ払っている人もちらほら(!?)


文責 : 脳機能遺伝分野 D1 野島鉄哉

次回のフォーラムではまた今回とは違った分野の研究者の方をお招きすることになりますので、どんな話が聴けるのか、今から楽しみにしています。


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