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「太ると血糖値が高くなる」ことにつながる分子メカニズムを解明 ‐脂肪細胞が肥満するとストレスが増えてインスリン抵抗性を惹起‐

【研究グループ】
東北大学大学院医学系研究科糖尿病代謝内科学分野 教授 片桐秀樹(かたぎりひでき)
東北大学学際科学フロンティア研究所 助教 高俊弘(Gao Junhong)
東北大学大学院医学系研究科糖尿病代謝内科学分野 博士大学院生(当時)鈴木亨(すずきとおる)

【共同研究者】
東北大学大学院医学系研究科免疫学分野 教授 石井直人(いしいなおと)
岩手医科大学 教授 石垣泰(いしがきやすし)
徳島大学先端酵素学研究所 教授 親泊政一(おやどまり せいいち)

上記研究グループは上記研究者との共同研究により、太ると血糖値が高くなるメカニズムとして、肥満した脂肪細胞の小胞体ストレスが関与することを発見し、その分子メカニズムを解明しました。
 食生活の欧米化にともない、肥満をともなう糖尿病患者は飛躍的に増加し、大きな社会問題となっています。肥満になると血糖値を下げるホルモンであるインスリンの効きが悪くなり(インスリン抵抗性)、血糖値が上昇します。この「インスリン抵抗性」は、糖尿病のみならず、メタボリックシンドロームの基盤病態としても重要です。本研究で解明された分子機序は、糖尿病・メタボリックシンドロームに対する治療標的になるものとして、大いに期待されます。
 本研究成果は、2017年2月21日午後4時(世界標準時、日本時間2月22日午前1時)Cell Reports誌(電子版)に掲載されました。

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