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氷山の一角から見えてきたもの – 日本の研究力を維持するために –

 東北大学大学院医学系研究科循環器内科学分野の下川 宏明(しもかわ ひろあき)教授の研究グループは、過去約20年間に世界の主要な科学雑誌に掲載された学術論文を詳細に検討することにより、日本における医学研究が基礎・臨床いずれの分野においても減速の一途を辿り、現状打開が急務であることを明らかにしました。21世紀に入り自然科学3部門において米国に次ぐノーベル賞受賞者輩出国である日本が、近年このような苦境に立たされている要因として、少子高齢化、長引く経済不況、若手博士研究者の減少、医師キャリアパスの変化を挙げ、その打開策として、日本医療研究開発機構(AMED)による医療分野の研究開発や助成、国の政策による外国人留学生・研究者の積極的受け入れ、国や各学会による若手研究者支援などが進められていることを報告しました。
 本研究成果は、8月3日(米国東部時間、日本時間8月4日)に米国心臓協会(American Heart Association, AHA)の学会誌であるCirculation Research 誌(電子版)に掲載されました。
 下川教授は同誌のSenior Consulting Editorを務めています。本論文は、同誌編集長のDr. Roberto Bolliの依頼により、下川教授が執筆したものです。

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