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新規に開発した皮膚感作性物質試験法が 経済協力開発機構に認証 ‐実験動物を用いない皮膚感作性物質の試験法‐

 東北大学大学院医学系研究科皮膚科学分野の相場 節也教授らのグループは、実験動物を使用しない、培養細胞を用いた新規皮膚感作性物質検出試験法(IL-8 Luc法)を開発し、その試験法が経済協力開発機構 (OECD)が定める国際的な皮膚感作性物質試験法として承認されました(2017年10月9日)。2013年にEUが化粧品開発における動物実験の使用を全面禁止して以来、化粧品ならびに医薬品業界においては、動物実験を用いずに皮膚感作性物質を同定することが緊急の課題となっていました。相場教授らのグループが開発した試験法は、培養細胞を用いた試験法であり、従来の試験法より簡便性・迅速性の点で優れています。さらに、この試験法がOECDのテストガイドラインに採択されたことにより、国内外の化粧品・医薬品開発分野において標準的な試験法として用いられると期待され、今後、簡便・迅速な試験法として化粧品や医薬品の安全性確保の試験に貢献することが予想されます。

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