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筋萎縮性側索硬化症(ALS)を新しい幹細胞で治療する! ~ALSモデルマウスにおけるヒトMuse細胞静注療法の治療効果~

東北大学大学院医学系研究科の出澤真理教授と、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科(医)の阿部康二教授、山下徹講師の共同研究グループは、筋萎縮性側索硬化症(ALS)モデルマウスにヒト骨髄由来Muse細胞を経静脈的に投与すると、運動機能などにおいて症状進行抑制効果があることを発見しました。これらの研究成果は10月13日、英国科学誌「Scientific Reports」のResearch Articleとして掲載されました。

ALSでは脳脊髄にある運動神経細胞が減少し続けて運動麻痺が進行する神経難病であり、根本的治療がないのが現状です。今回、ヒト骨髄由来Muse細胞を経静脈的に反復投与すると、マウス脊髄(特にこのモデルで傷害の強い腰髄)に遊走し、脊髄を構成する細胞に分化し、運動神経細胞脱落や運動機能低下を抑制する治療
効果を確認することができました。

本研究成果は、進行する運動麻痺や呼吸筋麻痺に苦しむALS患者を救う新たな治療法開発につながることが期待されます。

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