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炎症性腸疾患患者の重篤な血栓症を回避するために 遺伝データを用いて静脈血栓症リスク予測を可能に

炎症性腸疾患患者の合併症による死因第一位を占める静脈血栓症の発症リスクは、健常者よりも3倍以上高いとされています。
東北大学大学院医学系研究科消化器病態学分野の内藤健夫医師・正宗淳教授らの研究グループは、米国シーダースサイナイのDermont P, McGovern, MD, PhDらと共同で、炎症性腸疾患患者の静脈血栓症の遺伝的リスクの有病率とその影響の大きさを明らかにしました。本研究では、炎症性腸疾患患者の約15%で遺伝的に静脈血栓症リスクが高く、遺伝的リスクに基づく血栓症リスクの低、中、高リスク層別化では、高リスク群の静脈血栓症発症リスクが低リスク群の8倍以上であることを示しました。本研究によって層別化されたリスクに基づいた予防的抗血栓療法の適応など、個別化医療の実現への貢献が期待されます。
本研究成果はGastroentelorogy誌(電子版)に掲載されました。

※1頁目の【研究概要】を以下のとおり訂正いたしました。
修正前:Dermont P, McGovern, MD, PhDらと共同で
修正後:Dermot P, McGovern, MD, PhDらと共同で

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