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神経難病・視神経脊髄炎スペクトラム障害に特徴的な自己抗体は体の異なる部位で産生されていた 抗MOG抗体関連疾患の病態理解に貢献
視神経脊髄炎スペクトラム障害は、視神経炎や脊髄炎などの神経症状を中枢神経系において不定期に繰り返す自己免疫性の神経難病です。
東北大学大学院医学系研究科の青木正志教授、東北医科薬科大学医学部の中島一郎教授、東北大学病院総合地域医療教育支援部の赤石哲也助教らのグループは、視神経脊髄炎スペクトラム障害に特徴的な自己抗体とされる抗アクアポリン4抗体と抗MOG抗体が、患者体内の異なる部位で産生される可能性があることを報告しました。本研究は、抗MOG抗体陽性の症例における神経学的症状と抗アクアポリン4抗体陽性の症例における神経学的症状が、異なる病態機序をもつ独立した疾患群であること、また抗MOG抗体を有する症例では血液中だけでなく髄液中における同抗体の存在も重要であることを示唆する報告です。
このような抗体産生部位の違いが、両疾患の表現型や臨床経過にどのように関わるのか、今後の更なる解明が望まれます。
本研究成果は、2021年5月12日、米国神経学会学会誌 Neurology誌(オンライン版)に掲載されました。
【お問い合わせ先】
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東北大学大学院医学系研究科神経内科学分野
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電話番号: 022-717-7189
Eメール: aokim*med.tohoku.ac.jp (*を@に置き換えてください)
東北大学病院総合地域医療教育支援部
助教 赤石 哲也
電話番号: 022-717-7587
Eメール : t-akaishi*med.tohoku.ac.jp (*を@に置き換えてください)
●取材に関すること
東北大学大学院医学系研究科・医学部広報室
東北大学病院広報室
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