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画像下治療(IVR)術者用の新しい放射線防護具を開発 放射線白内障等の発生リスク低減へ

X線透視像などを用いたIVR等に携わる放射線従事者は、放射線白内障などの障害が発生するリスクがあり、そのリスクは従来考えられていたよりも高いことが分かってきました。
東北大学医学系研究科放射線検査学分野の江口洋一非常勤講師らの研究グループは、IVR術者用の新しい放射線防護具の開発に成功しました。新しい放射線防護具は、フェイスシールドと甲状腺プロテクタを一体化させた構造という、従来にないユニークな発想のIVR術者用の鉛防護具で、水晶体を含めてIVR術者の頭頚部の被ばく防護が可能です。新しい放射線防護具の遮蔽能力について、人体ファントム実験にて確かめたところ、眼の水晶体線量の平均遮蔽率は、左眼で87.5%、右眼で83.6%であり、鉛防護眼鏡よりも高い遮蔽効果が期待できることが分かりました。

本研究成果は、2022年7月29日に国際科学誌電子ジャーナルBioengineering誌に掲載されました。

【お問い合わせ先】
●研究に関すること
東北大学大学院医学系研究科
放射線検査学分野
教授 千田 浩一
電話番号:022-717-7943
Eメール:chida*med.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

●報道に関すること
東北大学大学院医学系研究科・医学部 広報室
電話番号:022-717-8032
FAX番号:022-717-8187
Eメール:press*pr.med.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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