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第24回東北大学災害科学研究拠点セミナー/第37回「災害と健康」学際研究推進セミナー/第3回ヒューマンレジリエンス重点研究領域セミナー 開催のお知らせ

日時: 2022年11月24日(木)16:00~17:30

講師: 伊藤 潔  先生(災害科学国際研究所 災害産婦人科学分野  教授)

演題: 災害は女性の健康とその保持にどう影響を及ぼすか
    ~がん検診での事例を中心に〜

内容:
新型コロナウイルス感染拡大と長期化は「災害」と位置付けられるものです。この問題は、数年単位での行動変容を社会に迫るもので、それはがん検診も例外ではありません。集団検診(車検診)は、「集団」であるが故に、感染拡大期、多くの地域で中止となりました。2020年の受診者数は前年比、約30%も減少し、未発見のがんが将来、進行がんで発見する事態が危惧されます(対がん協会報2021年)。地方の医療過疎を補う上で有益な集団検診も、今後は「行動変容」を余儀なくされると考えます。
このような事象は、2011年3月の東日本大震災の後にも起こりました。大震災前後の宮城県での子宮頸がん検診受診率を解析したところ、2011年に多くの地域で検診受診率の著しい減少が見られました。さらに津波被害が甚大だった地域では、それ以降、数年間、受診率が回復しない地域がありました(PLoS One.2020)。このことは今、危惧される、コロナを契機とした検診の見合わせ・手控えが、そのあとの受診習慣を、長期間、行動変容させる可能性を示唆します。
「災害」が女性の長期的な健康保持にどのような影響を及ぼすかを、がん検診などを中心に考えてみたいと思います。

どなたでもご参加できますのでご希望の方は下記URLより手続きください。
参加に必要なURL等は、ご記入いただきましたメールアドレスに後日送信いたします。 心よりお待ちしております。

*本セミナーは医学系研究科系統講義コース科目の授業として振替可能です。
*お問い合わせ:022-273-6015  災害医学研究部門 事務局(災害公衆衛生学分野・我妻)

【お申込み方法】
以下のページからお申し込みください。開催までに参加URLをお送りします。https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdPb66GtpI19XpnbkQvmRniKvhyNSozzFVRnLwqbTigwVxwwA/viewform?usp=sf_link

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