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令和6年 医学系研究科長新年挨拶

謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。

年初から大きな災害が発生いたしました。このたびの「令和6年能登半島地震」により犠牲となられた方々にお悔やみを申し上げるとともに、被災された方々へ心よりお見舞い申し上げます。本研究科は、被災地の皆様が一日も早く日常生活を取り戻せるよう支援してまいります。皆さまの安全と、被災地の一日も早い復興をお祈りいたします。

さて、4年にわたった新型コロナウイルス感染症の影響がほとんどなくなり、本年はポストコロナ元年と言えましょう。コロナによる制約がなくなり様々な活動が再開できたと同時に、オンラインコミュニケーションが日常化したことで、活動のあり方にも大きな変化が現れています。教育、研究、診療のあり方を見つめ直しポストコロナ社会を構築するための1年になることと思います。

一方、本学は本年10月に国際卓越研究大学に正式に認定される予定です。本事業は、我が国の研究力復活をかけ、10兆円の大学ファンドから限られた大学に多額の資金を25年間にわたって投入し、当該大学を米英型の国際的研究大学へと発展させることを目的とした大事業です。これに正式認定されれば、のべ数千億円の支援金を本学が獲得することで、本学の研究を飛躍的に向上させることができます。本年は国際卓越研究大学の最初の年であり、その土台を作る大事な1年になります。そのために、組織再編をはじめとして研究力向上につながる制度を作り、教育や事務的業務の負担を減らすことで研究に専念できる環境を整えるなど、様々な改革に着手する所存です。教職員が一丸となって、未来に向かって大きく羽ばたく1年になるよう願っています。

                                       2024年1月4日

東北大学大学院医学系研究科長 医学部長

             石井 直人

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