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「生体内の胎盤を模倣したヒト胎盤オルガノイドの作製に成功」 ― 胎児に安全な創薬への利用に期待 ―

ヒト胎盤は、医薬品やウイルス等の異物から胎児を守る関門(バリア)として機能する。東京医科歯科大学 生体材料工学研究所 診断治療システム医工学分野の梶弘和教授と堀武志助教、東北大学 大学院医学系研究科 情報遺伝学分野の柴田峻助教、小林枝里助教、有馬隆博名誉教授、熊本大学発生医学研究所 胎盤発生分野の岡江寛明教授らの研究チームが共同で、ヒトの胎盤幹細胞を用いて、生体内の絨毛に類似した胎盤オルガノイド※1の作製に成功しました。

本研究は、革新的先端研究開発支援事業(AMED-CREST)、科学研究費補助金などの支援のもとで行われたもので、その研究成果は、国際科学誌Nature Communications(ネイチャー コミュニケーションズ)に、2024年2月8日午前10時(英国時間)にオンライン版で発表されました。

【用語解説】
※1 オルガノイド
幹細胞などの自己組織化により形成される、組織様の細胞構造体。

【問い合わせ先】
●研究に関すること
東北大学大学院医学系研究科情報遺伝学分野
名誉教授 有馬 隆博(ありま たかひろ)
TEL:022-717-7844
Email:tarima*med.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

●取材に関すること
東北大学大学院医学系研究科・医学部広報室
東北大学病院広報室
TEL:022-717-8032
FAX:022-717-8931
Email:press*pr.med.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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