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2025年度 医学部保健学科看護学専攻のウェアセレモニーを開催しました

2025年4月17日(木)、医学部保健学科看護学専攻の3年生を対象にウェアセレモニーが行われました。ウェアセレモニーとは、看護学専攻の学生が実習服を着衣し、医療現場で働く意識を高め、その決意を教職員の前で表明するものです。

セレモニーのはじめには、石井 直人医学部長が「看護師になるのはもちろん、プラスアルファを持った看護師を目指して学んできてください。しっかり実習をした上で、なりたい自分を見直していただき、将来研究者を目指す人が出てきて欲しいと思います」と激励の挨拶を述べました。
続いて、佐々木 百合花看護部長が「教科書では学べない多くの知識を患者さんや先輩看護師から学ぶと思います。それが皆さんの力になることを願っています。失敗を恐れずに看護に体当たりする姿勢で実習に臨んでいただきたいと思います」、宮下 光令保健学科長は自身の経験談も交えながら、「実習のいちばん大切なことは誠意だと思います。患者さんは快く引き受けてくださいますが、不安を抱えていらっしゃいます。誠意を持って関わり、一緒に取り組んで欲しいと思います。体調管理をしっかりして、看護とは何かを学んできてください」と言葉を贈りました。

学生を代表し鈴木 颯人さんへ記念バッチが授与され、鈴木さんは「看護技術はもちろん、現場で働く看護師さんをよく観察し、看護師としての振る舞い方や医療従事者の方への接し方などを学び、できる限り多くのことを吸収し成長したいです」と実習に向かう決意を述べました。セレモニーは尾崎 章子看護学専攻主任の挨拶で終了しました。

教職員一同、皆さまのご活躍を祈願しています。

看護学専攻 ウェアセレモニー 決意表明文

本日のウェアセレモニーや領域別実習の計画と実施に尽力してくださったすべての皆様に、心から感謝申し上げます。私たちのために、お力添えいただきありがとうございます。
本日は領域別実習に向けて、私が決意表明させていただきます。ついに来月から領域別実習が始まります。看護学生にとって、学生生活で最も重要な存在と言えるくらい大切なものであると認識しております。そこで、領域別実習を行う上での目標を立てました。これはともに学ぶ仲間と一緒に達成したい目標でもあるため、この場をお借りして2つの目標についてお話しさせていただきます。

記念バッチの授与

まず一つ目の目標は、「自分の幅を広げる」ということです。これまでにご教授いただいた講義や演習、基礎看護学実習では、様々な知識や技術を学ぶことができました。代表的な疾患や医療の基本的な知識だけでなく、手の洗い方、個人防護具の着け方・外し方、血圧測定や採血の方法など臨床で使われる技術についても学習しました。しかし、まだまだ知識も経験も少なく、看護師になるには未熟な状態です。1、2年生で行った実習では、ご指導いただいた看護師さんの対応で驚いたことがあります。それは、振舞い方や患者さんへの配慮がとても丁寧であったことです。特に、患者さんが医療に積極的に参加できるような方法でケアを実施していたことや、親しみやすい言葉遣いや接し方をされていたことが印象に残っています。簡単に思えるかもしれませんが、このような配慮を自然な振る舞いの中で行えるようになるには、豊富な経験が必要だと感じます。看護技術を身に着けることはもちろん、現場で働く看護師さんをよく観察し、看護師としての振舞い方や、他の医療従事者の方との接し方にも目を向け、看護師として働く際に発揮したいです。今回の領域別実習は、私たちが医療従事者として社会に貢献していくうえで、必要な第一歩だと捉えています。実習でできる限り多くのことを吸収し、「自分の幅を広げ」、未来の医療や看護に貢献できる人間に成長したいと思います。

決意表明

二つ目の目標は、「自信をつける」ということです。正直なことを言いますと、領域別実習に対して多くの不安があります。具体的には、これまで学んだことが活かせるのか、患者さんや、他の医療従事者の方に支障を来さないかという不安もあれば、未熟な対応に厳しくご指導いただいてすぐに行動に移せるのか、失敗を恐れて積極的に取り組むことができないのでは無いかという不安もあります。しかし、これらの不安を払拭するには、実践的な経験を積み重ね、実力をつけるほかありません。さらに、実習では困難だと感じることや失敗してしまうことが少なくないと思います。そのような時は、仲間と協力し助け合い、自分たちの成長には必要な通過点だと捉え、ひたむきに精進していく所存です。私たちも誠心誠意努力いたしますので、ご指導よろしくお願いいたします。

以上をもって決意表明とさせていただきます。

看護学専攻3年
代表 鈴木 颯人

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