お知らせ
SingHealthとDuke NUSの医療チームが東北大学と東北大学病院を来訪されました
2025年7月7日〜11日の5日間、シンガポールを代表する総合病院と大学である、SingHealthとDuke NUSからの医療チーム7名が、スタディツアーで東北大学と東北大学病院を訪問されました。このツアーは、「認知症に関連した研修」を目的とし、脳神経内科、老年内科、精神科、家庭医学科の医師5名と、看護師1名、心理士1名で構成された多職種の医療チームによって実施されました。
7月8日には石井 直人研究科長と面談し、シンガポールからのスタディツアーの目的や成果について意見交換がなされました。スタディツアーメンバーによると、世界に先駆けて超高齢化社会を体験している日本から、認知症研究・診療とそのケアを学ぶことは意義が大きいとのことです。宮城県七ヶ浜町の地域の高齢者ケア(介護予防事業)を見学した体験により、高齢者では男性が特に引きこもりがちで社会参加が少ないといった、シンガポールにも共通する課題があることがわかったとの声もありました。東北大学では、東北メディカル・メガバンク機構が行なっているバイオバンク事業や地域住民コホート調査などを通じて、地域医療に大きく関わっていることに、参加者から関心が寄せられました。また、スマート・エイジング学際重点研究センター、高次機能障害学講座との交流を通して、高齢者の健康と認知症の多面的な課題を共に考えることができました。
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