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腎臓の「ろ過バリア」におけるヘパラン硫酸の意義 ヘパラン硫酸は「電気的な篩(ふるい)」の本体ではない

 東北大学大学院医学系研究科 分子内分泌学分野の菅原明教授らの研究グループは、腎・高血圧・内分泌科の青木聡博士、伊藤貞嘉教授、臨床薬学分野の佐藤博教授らとともに、腎臓の「ろ過バリア」におけるヘパラン硫酸の意義を明らかにしました。
 腎臓は体内の老廃物や毒物をろ過して体外に排出する重要な器官です。一方、血液中の必要な細胞やタンパク質などは排出しないための仕組みがあります。本研究は、これまで尿タンパク質を濾し取るための電気的な篩(ふるい)=チャージバリアに必要だと考えられていたヘパラン硫酸が、実際にはチャージバリアに必要ではないことを明らかにした重要な報告であり、腎臓の「ろ過バリア」機構の解明に貢献することが期待されます。

 本研究成果は、2018年1月1日に、Nephrology Dialysis Transplantation誌に掲載されました。

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