お知らせ
東北大学病院から保健学科へCT装置が移設されました
このたび、東北大学病院から保健学科へCT装置を移設し、稼働を開始しました。今回導入された320列マルチスライスCTは、医療現場でも最先端とされる機種であり、今後の教育および研究活動の大きな飛躍が期待されます。
これまで保健学科で使用されていたCT装置は、主にオートプシーイメージング(Ai)に活用されてきましたが、販売から20年以上が経過し、老朽化に伴う修理部品の確保が困難となっていました。一方で、新規装置の導入には多額の費用が必要であり、加えて既存装置の廃棄にも高額な費用が伴うことから、装置の更新が長らく停滞していました。
こうした中、東北大学病院のCT装置の更新計画に伴い、保健学科へCT装置を移設しました。本装置は、今後もAiを含む法医学的領域での活用が継続されとともに、学生は臨床現場と同等の性能を持つCT装置を用いた教育・演習を受けることが可能となり、客観的臨床能力試験(OSCE)など、実践的評価への活用も期待されます。
また、本装置は共同利用にも供される予定で、動物実験におけるCT撮影が学内で可能となることで、医学研究の高度化に加え、保健・医学・工学など他分野との連携促進にも寄与するものと考えられます。

