• TOP
  • NEWS
  • 2025年度 医学部医学科白衣式を開催しました

お知らせ

  • ニュース

2025年度 医学部医学科白衣式を開催しました

2026年2月2日、星陵オーディトリアム講堂にて医学部医学科の白衣式を開催しました。
白衣式は、医学部の学生が臨床実習に就くにあたり、白衣を授与し、医師を目指す者としての自覚を促すことを目的としています。

式の最初に石井 直人医学部長が「白衣式は皆さんが医師としてスタートする日になります。医師という仕事は患者さんの命を預かり、助けるだけでなく、さまざまな困難や出会いを通して成長していく職業です。臨床修練は医師になるために必要ですが、皆さんが人間として生きていくために非常に重要です。人間力を高める充実した場になることを期待しています」と挨拶を述べました。

その後、新5年生代表の小野 丞さんに真新しい白衣と臨床実習生認定証を贈りました。小野さんは「白衣に袖を通し、臨床の場で医療を学ぶ期待と責任を感じています。医師としてのスキルを身につけるだけでなく、今後の医師不足の中で高い医療水準を維持するために、医療の効率化と病院・地域の枠を超えたチーム医療の重要性を見据え、座学では体感することが難しかった人と人とのかかわりにも目を向けたいと思います。私たちの学習にご理解ご協力くださる患者さん、そしてご指導くださる先生方、スタッフの皆さまへの感謝を忘れず、真摯に取り組んでいく所存です」とこれから臨床実習へ向かう抱負を述べました。

続いて教員より新5年生一人ひとりに白衣の授与が行われました。

来賓挨拶では、東北大学病院の張替 秀郎病院長が「白衣を着て病院に入ると、患者さんもスタッフも、皆さんを医師として見ます。その覚悟を持ってください。東北大学病院を代表して、皆さんが我々のチームに入ることを心から歓迎します」、佐々木 百合花看護部長は「患者さんは人生の中で身体的にも精神的にも苦しい時期にあって病院にいる、ということを覚えていてください。私たち看護師も、皆さんの成長につながるような実習となるよう支援してまいります」、齋 政博診療技術部長は「病院では多職種が連携し、チームとなって一人ひとりの患者さんに向き合っています。臨床実習を通して職種間の連携を学び、多くの知識と経験を得て、目標とする医師になるための基礎を作っていただきたいと思います」と激励の言葉を贈りました。

最後に、新5年生を代表し王谷 真比呂さんが「白衣を身につけることで、医師という存在に近づいたように感じるとともに、身の引き締まる思いです。医師を目指す私たちにとって臨床修練は、医療に直接携わる最初の一歩であり、一分一秒が私たち自身を高める貴重な時間です。初めての経験に不安や挫折を感じることもあるかもしれません。そんな未熟な私たちを受け入れ、学びの機会を与えてくださる病院の皆さま、患者さん、そして支えてくれている家族や同期に心より感謝し、白衣に恥じぬ姿勢で日々精進してまいります」と力強く決意表明しました。

教職員一同、皆さまのご活躍を祈願しています。

決意表明

本日は、臨床実習の開始にあたり、私たちのためにこのような式を執り行ってくださり、ありがとうございます。今日この白衣に袖を通し、これから実臨床の場で医療を学べる期待に胸を膨らませると同時に、実際に患者さんと向き合う責任の重さを感じ、一層身の引き締まる思いです。

私たちはこれからの臨床実習を通して、多くの技能を身に付けていかなければなりません。患者さんのためになる医療を適切に選択する知識、それを遂行する技術、患者さんに寄り添うコミュニケーション能力などは医師として必須のスキルと言えるでしょう。そして、他の職種の方との間で、また病院や診療所の間で連携して医療を行う協調性も、これからの医療を担っていくうえで欠かせないものだと思います。

私たちが医師となった際に直面するだろう課題のひとつとして、医師不足の問題があります。少子化による現役世代の減少は著しく、これまでと同等の人員で医療の供給を続けるのは難しい状況にあります。実際2027年度以降、医学部の定員の削減が検討されています。

現役世代が急速に減少する一方、75歳以上の人口は、少なくとも向こう40年間横ばいと推測されています。ご高齢の方のほうが平均して多くの医療を必要としますから、医療の需要が大きく減少することは見込まれないと思われます。

すなわち、医療の供給が需要よりも急速に減少し、今以上の不足が懸念されるということです。この「やむを得ない医師不足」の中で医療を高い水準で維持していくためには、医療の効率化が必要不可欠です。

病院には様々な専門職の方が勤務されており、それぞれ長けた分野をお持ちです。また病院や診療所は、スタッフや機材の配置などの関係で、得意とする患者さんが異なります。それぞれが緊密に連携し、長所を発揮して医療を行うこと、これこそが医療の効率化に繋がります。病院内で、さらにその枠を超えた地域で、チーム医療を実践する重要性は益々高まっていくでしょう。これからの臨床実習では、座学では体感することが難しかった、人と人とのかかわりにも目を向けたいと思います。

最後になりますが、今日私たちが白衣式という大きな節目を迎えられたのは、多くの方々の支えがあったからだと思っております。教職員の皆様をはじめ、これまでご指導、ご支援いただいたすべての方々、家族やともに歩んできた仲間に、この場を借りて御礼申し上げます。

実習においては、私たちの学習にご理解ご協力くださる患者さんへの感謝、そしてお忙しい中私たちをご指導くださる先生方、スタッフの皆様への感謝を忘れず、真摯に取り組んでいく所存です。至らぬ点も多いかと存じますが、どうぞご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

医学科新5年
学生代表 小野 丞

本日は、間近に控えた私たちの臨床修練に向け、このような白衣式を執り行っていただき、誠にありがとうございます。白衣を身につけることで、学生でありながらも、医師という存在に一歩近づいたように感じると同時に、身の引き締まる思いでおります。多くの先生方や家族、仲間に支えられてこれまでの学生生活を乗り越え、今こうしてこの場に立ち、新たな挑戦への切符を手にすることができています。これまでの感謝を忘れず、培ってきた土台を一歩ずつ踏みしめながら、白衣のように潔白で澄んだ心と前向きな志を胸に、より実践的・応用的な学びと経験を積み上げていきたいと考えております。

現在、日本の医療には主に19の専門領域が存在し、互いに力を発揮し、そして助け合いながら、患者さんの命や生活を支えています。臨床修練は、さまざまな領域を体験することで知識を深めるだけでなく、それぞれのかけがえのなさを実感できる、非常に贅沢で貴重な機会だと考えており、胸が高鳴る思いです。実際の患者さんと関わり医療チームの一員となる心構えを忘れず、幅広い視野と深い探究心を持って、主体的に学ばせていただきたいと思います。

私はこれまで、地域の方々と関わる経験や多くの価値観に触れる機会に恵まれ、その中で次第に、患者さんの人生を丸ごと診ていける医師を目指すようになりました。病に苦しむ患者さんには、それぞれの生活があり、関わり合う多くの人々や多様な背景が存在しています。病気そのものだけでなく、その人自身と向き合い、人生の一部を少しでも良い方向へ導けるよう力を尽くすことが私の目標です。ときには、完治することのない病と、長い間向き合い続けなければならない患者さんもいらっしゃるでしょう。そのようなときにも、患者さん一人一人の伴走者となり、拠り所となれるような、信頼される存在でありたいと考えています。これからの経験や学び、そして人との出会いが、私たちを成長させてくれる大きな糧となり、いつの日か医師として自信を持ち、多くの患者さんに寄り添い支えることができるようになることが、私たちにとって何よりの喜びです。

最後になりますが、医師を目指す私たちにとって臨床修練は、医療に直接携わる最初の一歩であり、一分一秒が私たち自身を高める貴重な時間となります。初めての経験に不安や挫折を感じることもあるかもしれません。そんな未熟な私たちを受け入れ、学びの機会を与えてくださる病院の皆さま、患者さん、そして支えてくれている家族や心強い同期に、心より感謝申し上げます。至らぬ点も多いかと存じますが、初心を忘れず、白衣に恥じぬ姿勢で日々精進してまいります。今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

医学科新5年
学生代表 王谷 真比呂

ページトップへ戻る