バイオマーカー探索
Biomarker Investigation
基礎医学
個別化医療、個別化予防に向けたゲノム、オミックス解析
医科学専攻
- 修士課程/博士課程
教員構成

布施 昇男教授
FUSE, Nobuo Professor, M.D. Ph.D.
TEL:022-273-6210
この分野の研究テーマ
- 緑内障、黄班変性を中心とした眼疾患のゲノム・オミックス解析
- 疾患や薬剤感受性と関連する遺伝子の同定
研究キーワード
ゲノム, オミックス, バイオマーカー, 分子遺伝学
技術キーワード
次世代シークエンサー, 全ゲノム解析, エクソーム解析, SNPアレイ
分野の紹介
バイオマーカー探索分野では、大規模バイオバンクに集積される血液などの生体試料から、疾患や薬剤感受性と関連する遺伝子の同定と、それらのバイオマーカーの探索を行います。欧米人で得られたゲノム情報は、必ずしも日本人には適応できません。ゲノムリファレンスパネルの作成を行い、健康情報・診療情報を集約した網羅的な情報基盤と関連させてSNPアレイの開発、疾病・薬剤感受性関連アレルの探索を行います。近年、次世代シークエンサーの発達から遺伝子情報の取得が飛躍的に容易になってきており、個人のゲノムを詳細に決定し、ゲノムコホート研究において形質や疾患との相関について明らかにしていきます。
また、メディカル・メガバンクは健常人コホートですので、合わせて疾病にかかっている方の臨床検体の解析を通じて、病気の原因遺伝子と言ったの本態に迫るとともに、バイオマーカーの探索を行います。実際のクリニカルシークエンスも視野に入れております。私自身は実際の診療も行っているMDであり、遺伝子情報・オミックス情報を組み合わせ、疾患の予防や診断精度の向上、治療効果の向上を目指した個別化医療の実現を目指します。
主な論文
OB・OGの主な進路
担当教員より進学志望者へのメッセージ
個別化医療、個別化予防に向け、ゲノム、オミックス解析した結果を実際の医療の現場に還元、応用することを目指す方、大歓迎です。