教育目標

理念

医学及び保健学の先進的、学際的及び創造的な研究を推進し、国際的に通用する優れた研究者並びに高度な医学的知識及び技術並びに豊かな人間性を備えた医療及び保健の指導者及び実践者を育成し、もって日本及び世界の人々の健康及び福祉の増進に寄与する。

教育目標

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    学問に対する強い探究心を持ち、常に目的意識を持って医学及び保健学の領域問題の解決に挑戦して問題解決を成し遂げることができるのみならず、問題を発見することができる人材を育成する。

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    最先端の専門的知識を備え、世界水準の研究を理解するとともに、新たなる発想に基づき、未知・未踏の研究課題に取り組む創造力と行動力のある人材を育成する。

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    外国人や社会人に対する門戸を開放し、国内外で幅広く活躍できる人材を育成する。

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    国際的視野と幅広い教養と豊かな感性に支えられた倫理性を持ち、かつ、高度な専門的知識の実践により、健全なる地域社会と国際社会の形成に貢献する人材を育成する。

アドミッション・ポリシー

( 修士課程・博士課程前期2年の課程 )

  • 医科学専攻

    外部検定試験スコアによる英語力の評価と,専門的知識・思考能力・志望動機・適性並びに出願書類の記載内容を評価する口頭試問を行い,特に基礎医学分野並びに医科学関連分野の発展に貢献する研究者若しくは教育者を目指す人を重視して選抜を行います。大学卒業生相当の英語力,志望する専攻・分野に関連する基礎的な専門知識や思考能力,志望動機の具体性や修学に相応しい適性について,本研究科が定めた基準を上回ることが必要で,特に口頭試問の結果を重視して選抜します。なお,入学前に基本となる専門的知識や英語力を身につけておくことを推奨します。

  • 障害科学専攻

    外部検定試験スコアによる英語力の評価と,専門的知識・思考能力・志望動機・適性並びに出願書類の記載内容を評価する口頭試問を行い,特に障害科学及びリハビリテーション関連領域における学問研究並びに社会実践に貢献する研究者・高度専門職若しくは教育者を目指す人を重視して選抜を行います。大学卒業生相当の英語力,志望する専攻・分野に関連する基礎的な専門知識や思考能力,志望動機の具体性や修学に相応しい適性について,本研究科が定めた基準を上回ることが必要で,特に口頭試問の結果を重視して選抜します。なお,入学前に基本となる専門的知識や英語力を身につけておくことを推奨します。

  • 保健学専攻

    外部検定試験スコアによる英語力の評価と,専門的知識・思考能力・志望動機・適性並びに出願書類の記載内容を評価する口頭試問を行い,特に自立して研究活動を行い,看護学,放射線技術科学,又は検査技術科学に関する必要な能力を備え国際社会に貢献する研究者若しくは教育者を目指す人を重視して選抜を行います。大学卒業生相当の英語力,志望する専攻・分野に関連する基礎的な専門知識や思考能力,志望動機の具体性や修学に相応しい適性について,本研究科が定めた基準を上回ることが必要で,特に口頭試問の結果を重視して選抜します。なお,入学前に基本となる専門的知識や英語力を身につけておくことを推奨します。

  • 公衆衛生学専攻

    一般選抜試験では,外部検定試験スコアによる英語力の評価と,専門的知識・思考能力・志望動機・適性並びに出願書類の記載内容を評価する口頭試問を行い,特に公衆衛生関連領域における学問研究並びに社会実践に貢献する研究者・高度専門職若しくは教育者を目指す人を重視して選抜を行います。大学卒業生相当の英語力,志望する専攻・分野に関連する基礎的な専門知識や思考能力,志望動機の具体性や修学に相応しい適性について,本研究科が定めた基準を上回ることが必要で,特に口頭試問の結果を重視して選抜します。
    特別選抜試験では,認定遺伝カウンセラー認定試験を受けて認定遺伝カウンセラーの資格を取得し,東北地方の各大学・医療機関において,認定遺伝カウンセラーとして患者やクライエントに寄り添いながら遺伝カウンセリングを提供することが期待できる人を求めています。そのため,外部検定試験スコアによる英語力の評価と,専門的知識・思考能力・志望動機・適性並びに出願書類の記載内容を評価する口頭試問を行い,東北大学医学系研究科での修学を強く志望し,東北地方における遺伝子診療・遺伝カウンセリング体制整備に貢献することを目指す人を選抜します。大学卒業生相当の英語力,志望する分野に関連する基礎的な専門知識や思考能力,志望動機の具体性や修学に相応しい適性について,本研究科が定めた基準を上回ることが必要で,特に口頭試問の結果を重視して選抜します。なお,入学前に基本となる専門的知識や英語力を身につけておくことを推奨します。

( 博士課程 ( 医学履修課程 ) )

  • 医科学専攻

    一般選抜試験,社会人特別選抜試験及び外国人留学生特別選抜試験では,外部検定試験スコアによる英語力の評価と,専門的知識・思考能力・志望動機・適性並びに出願書類の記載内容を評価する口頭試問を行い,特に自立して研究活動を行い,又は専門的な業務に従事するために必要な高度な研究能力を備えた医学研究者を目指す人を重視して選抜を行います。6年制大学卒業生あるいは修士課程修了生に相当する英語力,志望する専攻・分野に関連する基本的な高度専門知識や思考能力,具体的な志望動機,修学に相応しい適性について,本研究科が定めた基準を上回ることが必要で,特に口頭試問の結果を重視して選抜します。なお,入学前に基本となる高度な専門的知識や英語力を身につけておくことを推奨します。

( 後期3年の課程 )

  • 障害科学専攻

    一般選抜試験並びに外国人留学生特別選抜試験では,外部検定試験スコアによる英語力の評価と,専門的知識・思考能力・志望動機・適性並びに出願書類の記載内容を評価する口頭試問を行い,特に障害科学及びリハビリテーション関連領域における学問研究並びに社会実践に貢献する研究者・高度専門職若しくは教育者を目指す人を重視して選抜を行います。6年制大学卒業生あるいは修士課程修了生に相当する英語力,志望する専攻・分野に関連する基本的な高度専門知識や思考能力,具体的な志望動機,修学に相応しい適性について,本研究科が定めた基準を上回ることが必要で,特に口頭試問の結果を重視して選抜します。なお,入学前に基本となる高度な専門的知識や英語力を身につけておくことを推奨します。

  • 保健学専攻

    一般選抜試験並びに外国人留学生特別選抜試験では,外部検定試験スコアによる英語力の評価と,専門的知識・思考能力・志望動機・適性並びに出願書類の記載内容を評価する口頭試問を行い,特に自立して研究活動を行い,看護学,放射線技術科学,又は検査技術科学に関する必要な能力を備え,国際社会に貢献する研究者若しくは教育者を目指す人を重視して選抜を行います。6年制大学卒業生あるいは修士課程修了生に相当する英語力,志望する専攻・分野に関連する高度専門知識や思考能力,具体的な志望動機,修学に相応しい適性について,本研究科が定めた基準を上回ることが必要で,特に口頭試問の結果を重視して選抜します。なお,入学前に基本となる高度な専門的知識や英語力を身につけておくことを推奨します。

ディプロマ・ポリシー

医学系研究科では、次世代の医療・医学を推進する研究者及び次世代医療の実践者となる高度専門医療人の養成を行う。
医科学専攻修士課程及び、障害科学専攻・保健学専攻博士課程前期2年の課程及び公衆衛生学専攻修士課程では、医学系以外の出身者にも門戸を開き、最高レベルの教育・研究の場を提供し、各専門分野 ( 医科学、障害科学、看護学又は保健学、公衆衛生学 ) の研究、及び医療の最前線で活躍できる実践的な人材の育成を目指す。
医学履修 ( 博士 ) 課程及び博士課程後期3年の課程では、最先端の医学・医療の専門的知識を身につけ、世界水準の研究を遂行し、次世代医療の発展に資する新たな学問を推進できる、将来の医学・医療界を担うエリート人材の育成を行う。
  • 1博士課程前期2年の課程および修士課程

    次に掲げる目標を達成した学生に修士 ( 医科学、障害科学、看護学又は保健学、公衆衛生学 ) の学位を授与する。

    1. 広い視野と医学・医療に関する専門的知識に基づいて、研究者の視点で臨床現場の問題を解決し、当該分野において独創的な研究を遂行する能力を有している。
    2. 医学・医療に対する社会的ニーズを踏まえつつ、高い倫理観と強い責任感をもって、医科学、障害科学、看護学又は保健学、公衆衛生学研究の発展に貢献することができる、または、次世代医療の実践者として医療・福祉の発展に貢献することができる。
    3. 国際的視野とコミュニケーション能力を有し、それによって世界最先端の医学・医療を理解し、世界水準を目指す研究成果を発信することができる、または、世界水準の医療技術を発揮することができる。
  • 2博士課程後期3年の課程及び医学履修課程

    次に掲げる目標を達成した学生に博士 ( 医学、障害科学、看護学又は保健学 ) の学位を授与する。

    1. 豊かな学識・教養と医学・医療に関する専門的知識を有し、基礎医学研究と他領域を結びつけ学際的に発展させる能力を有し、専門分野において自立して独創的な研究を遂行し指導することができる。
    2. 次世代医療の実現に向けた社会的ニーズを踏まえつつ、独自の発想、高い倫理観と強い責任感をもって、次世代医療・医学の発展に資する新たな学問を推進し、当該分野のリーダーとして医療・医学の発展に貢献することができる。
    3. 高度な国際的視野とコミュニケーション能力を有し、世界水準の研究成果を発信し、それによって国内外における当該分野の研究を先導することができる。

カリキュラム・ポリシー

  • 1博士課程前期2年の課程および修士課程

    ディプロマ・ポリシーで示した目標を学生が達成できるよう、以下の方針に基づき教育課程を編成・実施する。

    1. 医学・医療に関する専門科目及び学際的科目を提供し、修士論文作成等に係わる研究活動に専心できる教育環境を提供する。
    2. 医療及び研究遂行に求められる高い倫理観を育む機会、国内外の最先端の医学研究成果・医療技術を学ぶ機会を提供し、必要に応じて、医療遂行のためのコミュニケーション能力と高度専門技術の獲得を可能にする実践の場を提供する。
    3. 学修成果の評価基準を明示するとともに、修士論文または特定の課題に基づいて審査を適切に行う。
  • 2博士課程後期3年の課程及び医学履修課程

    ディプロマ・ポリシーで示した目標を学生が達成できるよう、以下の方針に基づき教育課程を編成・実施する。

    1. 研究推進に必要な専門科目及び学際的科目を提供し、所属研究室における徹底した個人指導と専攻横断型の複数教員指導体制の併用によるきめ細かな研究指導を整備し、豊かで高度な学識と専門的な知識、技能の獲得を促進する。
    2. 医療及び研究遂行に求められる高い倫理観を育む機会、専攻横断的な学生交流によるリーダーシップを育む機会、及び国内外の最先端の医学研究成果・医療技術を学ぶ機会を提供し、医学・医療界のグローバルリーダーを目指すことを可能とする修学環境を提供する。
    3. 世界水準の研究成果の発信が課程修了の条件であることを明示するとともに、博士論文に基づいて研究成果の審査を適切に行う。
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