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神経変性疾患発症に重要なメカニズムを解明〜小胞輸送制御因子ESCRTの異常が神経細胞死を引き起こす〜

 東北大学大学院医学系研究科神経内科学分野 長谷川隆文(はせがわ たかふみ)講師、青木正志(あおき まさし)教授らのグループは、宮城県立がんセンター研究所 田中伸幸(たなか のぶゆき)教授との共同研究により、神経変性疾患の脳内にみられる異常凝集タンパク蓄積と神経細胞死のプロセスに、小胞輸送制御因子ESCRT(エスコート)が重要な役割を果たすことを明らかにしました。本研究は、神経変性疾患発症メカニズムの一端を解明するものであると共に、同疾患の新たな治療開発へ貢献することが期待されます。
 研究成果は、2016年4月26日午後6時(GMT標準時4月26日午前10時)英科学誌Scientific Reports誌(電子版)に掲載されました。本研究は、日本医療研究開発機構(AMED)難治性疾患実用化研究事業「運動失調症の分子病態解明・治療法開発に関する研究」・「プリオノイド蛋白質の凝集・伝播を標的とした神経コンフォメーション病の治療法開発」、日本学術振興会(JSPS)科学研究費助成事業 新学術領域研究「脳タンパク質老化と認知症制御」、科学研究費助成事業 基盤B・基盤Cの支援を受けて行われました。

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