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免疫細胞である樹状細胞の分化メカニズムの解明 ‐転写因子GATA2は樹状細胞の分化を制御する‐

東北大学大学院医学系研究科 血液免疫病学分野の張替秀郎教授らのグループは、免疫細胞の1つである樹状細胞(dendritic cell: DC)について、細胞分化する際に転写因子GATA2が重要な役割を担っている可能性を明らかにしました。樹状細胞はTリンパ球を活性化する役割を持ち、薬剤によってGATA2の欠損を誘導したマウスでは、脾臓における樹状細胞の数が顕著に減少していました。本研究によって、GATA2異常に伴う難治性の免疫不全症の病態解明に貢献することが期待されます。
本研究成果は、2016年6月3日Blood誌(電子版)掲載されました。本研究は、文部科学省科学研究費補助金及び血液分子治療学寄附講座寄附金(中外製薬株式会社)の支援を受けて行われました。

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