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うっ血性心不全患者で摂食嚥下障害併存を予測する – 認知機能と栄養状態検査で摂食嚥下障害の早期発見へ –

 東北大学大学院医学系研究科内部障害学分野の大学院生 横田 純一(よこた じゅんいち)、小川 佳子(おがわ よしこ)元助教(現 帝京大学)、上月 正博(こうづき まさひろ)教授らのグループは、認知機能障害と低栄養状態が、入院時のうっ血性心不全急性増悪患者における摂食嚥下障害併存の予測因子であることを科学的に実証しました。
 うっ血性心不全患者における摂食嚥下障害の併存は誤嚥性肺炎等の原因となり、在院日数の長期化、予後の悪化、医療費の増大など様々な問題を引き起こします。そのため、入院時の摂食嚥下障害を早期に発見し、介入することは重要な課題となっています。
 今回、うっ血性心不全の急性増悪で入院した患者を対象とした研究において、認知機能障害と低栄養状態は入院時の摂食嚥下障害を予測する因子であることが明らかになりました。これにより、うっ血性心不全急性増悪における摂食嚥下障害の早期発見や生命予後の改善につながることが期待されます。
 この研究成果は、2016年11月29日午後2時(米国東部標準時、日本時間11月30日午前3時)にPLOS ONE誌(電子版)に掲載されました。

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