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メタボで胆石が増えるメカニズムを解明 ‐脂肪肝で生じる肝臓内酸素不足の意外な影響 –

東北大学大学院医学系研究科の糖尿病代謝内科学分野 山田 哲也(やまだ てつや)准教授、浅井 洋一郎(あさい よういちろう)医員、片桐 秀樹(かたぎり ひでき)教授らのグループは、メタボリックシンドロームで胆石が増えるメカニズムを、遺伝子改変マウスを用いて解明しました。

メタボリックシンドロームにおいては、肝臓に脂肪が蓄積することにより肝臓内の一部の血流が減少します。その結果、肝細胞における酸素不足が引き金となり、胆汁中への水の排出が低下することが原因となって胆汁が濃縮し、胆石が増えることが明らかとなりました。さらに、ヒトの胆石の原因としても、脂肪肝に伴う肝臓の酸素不足が重要であることが明らかになりました。本研究によって、脂肪肝に伴う胆石の病態解明や治療に貢献することが期待されます。

 本研究成果は、2017年1月13日(現地時間)Gastroenterology誌(電子版)(アメリカ消化器病学会(AGA)の学会誌。IF:18.187)に掲載されました。

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