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敗血症におけるデクスメデトミジンの治療効果を検証しました

人工呼吸器管理を必要とする敗血症患者に対して、鎮静剤であるデクスメデトミジンを投与すると鎮静管理の質が良くなることをランダム化比較対照試験で検証しました。
また生命予後を改善する効果をもつ可能性が示唆されました。

【研究概要】
・世界で初めて人工呼吸器管理を要する敗血症患者を対象に鎮静剤デクスメデトミジンを利用して鎮静を行うことで、臨床経過や生命予後にどのような効果があるのかを、多施設共同・ランダム化比較対照試験を実施して検証ました。
・201 人の患者さまにご協力いただき、ランダムに選択された100 人に対してはデクスメデトミジンを併用し、101 人にはデクスメデトミジンを併用せずに治療しました。
・デクスメデトミジンを併用することでICU 入室中の患者に対する鎮静の質を改善することがわかりました。
・デクスメデトミジンを併用した群では28 日以内の死亡率が低い傾向が見られましたが、統計学的に有意差はありませんでした。
 この研究結果が2017年3月21日、世界で最も権威のある医学雑誌の一つである米国医師会雑誌「Journal of the American Medical Association(JAMA)」に掲載されました。

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