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エコー下穿刺皮膚モデルの開発・製品化に成功

東北大学クリニカル・スキルスラボでは、超音波診断装置(エコー装置)で視認しながら血管に針を刺すエコー下穿刺という医療手技の訓練を行うための安価な皮膚モデルのニーズがありました。

そこで、クリニカル・スキルスラボの荒田悠太郎助手は、青森県産業技術センター工業総合研究所と㈱アピールの臓器モデル製造技術を用いて皮膚モデルを試作し、エコー下穿刺に使用したところ、実用できる可能性があることが分かり、平成29年11月より3者共同研究を開始しました。

材料の配合比率や調製条件を様々検討することにより、安価な材料でも針を鮮明に視認できる製造条件を見出し、平成31年3月に3者共同で特許出願し、令和2年1月に製品化しました。

今回製品化された皮膚モデルは、ECMO導入のための血管確保の学習等に使用されており、ECMOを管理する医療従事者の不足が問題となっていることから、今後ニーズが高まるものと思われます。
また、エコー下穿刺は透析治療をはじめ様々な治療への応用が進んでおり、本皮膚モデルは医療従事者の穿刺訓練等への幅広い活用も期待されます。

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