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体に優しい手術をより安全に ー早期胃癌に対する内視鏡治療後の出血予測モデルを開発ー

 早期胃癌に対する内視鏡的粘膜下層剥離術(以後、内視鏡治療)は通常の外科手術に比べて身体への負担が少ない治療法ですが、治療後に約5%の頻度で偶発的な出血が起こることが報告されています。
 東北大学大学院医学系研究科消化器病態学分野の八田和久助教・正宗淳教授らの研究グループは、名古屋大学大学院医学系研究科消化器内科学の藤城光弘教授らと共同で、早期胃癌に対して内視鏡治療を行った後の出血予測モデル(BEST-Jスコア)を開発しました。
同予測モデルでは出血リスクを低・中・高・超高リスクの4つのカテゴリーに層別化し、超高リスク患者の出血リスク(29.7%)が低リスク患者(2.8%)の10倍以上であることを明らかにしました。予測モデルに基づいた個別化医療の実現への貢献が期待されます。

 本研究成果は、日本時間2020年6月5日午前10時)Gut誌(電子版)に掲載されました。

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