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卵巣がん転移を抑える新しいメカニズムの解明  セラミド合成酵素 2 の活性化で卵巣がん細胞の運動能低下

 摂南大学(学長:荻田喜代一)薬学部の北谷和之講師と東北大学大学院医学系研究科の八重樫伸生教授、金沢医科大学総合医学研究所生命科学研究領域の谷口真講師らの国際共同研究グループは、卵巣がんにおける転移の新たなメカニズムとして、脂質の 1 種であるセラミドを生成するセラミド合成酵素 2(CerS2)ががん細胞の運動能および転移能を抑制することを新たに見い出しました。
卵巣がんは婦人科の悪性腫瘍の中で最も予後が悪く、新たながん治療薬の開発が望まれています。

本研究によって、CerS2 は、卵巣がんの転移を抑える調節酵素である可能性が見い出されました。
現在、がんの再発・転移を予測・コントロールすることは極めて困難ですが、今回明らかになった転移調節機構の解明によって、今後の卵巣がんの新たなバイオマーカー・治療薬の開発につながることが期待されます。

本成果は2021年1月10日に米国科学誌 The FASEB Journal 2020 に掲載されました。

【お問い合わせ先】
●研究に関すること
東北大学大学院医学系研究科婦人科学分野
非常勤講師 石橋ますみ
Eメール:masumi.ishibashi.d6@tohoku.ac.jp

●取材に関すること
東北大学大学院医学系研究科・医学部広報室
TEL:022-717-7891
E メール:pr-office@med.tohoku.ac.jp

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