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視神経脊髄炎関連疾患の新規分類方法を発表 アストロサイト傷害性疾患の研究に貢献が期待

 視神経脊髄炎関連疾患は、国の指定難病の一つで、神経の繊維を「絶縁」する役目を持つ髄鞘が壊れ、神経線維がむき出しになってしまう多発性硬化症の類縁疾患です。
 東北大学病院脳神経内科学分野の三須講師らの研究グループは、視神経脊髄炎関連疾患について新規の病理学的分類を発表しました。これまで、疾患の時期(病期)におけるアストロサイトの変化を指標とした分類基準がなかったこともあり、疾患の初期にアストロサイトがどのように傷害されて神経障害が進み、どのような時間経過で神経組織が修復する過程に移行するのか不明でした。本研究は、アストロサイトの傷害によって引き起こされる視神経脊髄炎関連疾患の病変について、疾患の時期による特徴の違いを初めて明らかにした重要な報告です。本研究によって、アストロサイト傷害性疾患を含む神経疾患が引き起こされる仕組みについて、さらなる解明に貢献することが期待されます。

 本研究成果は、2021年3月12日付Brain誌(電子版)で掲載され、2021年5月12日付でBrain誌に正式に掲載されます。

【お問い合わせ先】
●研究に関すること
東北大学病院脳神経内科学
講師 三須 建郎 (みす たつろう)
電話番号:022-717-7189
Eメール:misu@med.tohoku.ac.jp

●取材に関すること
東北大学大学院医学系研究科・医学部広報室
東北大学病院広報室
電話番号:022-717-8032
FAX番号:022-717-8931
Eメール: press@pr.med.tohoku.ac.jp

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