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超硫黄分子によるウイルスと慢性肺疾患の制御法を開発 ミラクル分子・超硫黄による病気のコントロールで未来型呼気医療を展開へ

新型コロナウイルスやインフルエンザ感染症および慢性難治性肺疾患(COPDや肺線維症)などの病態解明、高精度な診断、病期・病状の評価、重症化のリスク判定、予後・合併症の予測と診断、予防・治療薬の開発は喫緊の課題です。
東北大学大学院医学系研究科環境医学分野の赤池孝章教授らの研究グループは、マウスを用いて超硫黄分子が新型コロナウイルスやインフルエンザウイルス感染症に対して強力な感染防御能を有し、難治性炎症性肺疾患であるCOPD・肺気腫・特発性肺線維症などの予防・治療効果を明らかにしました。
また、株式会社島津製作所との共同研究により、自然に吐く息(呼気)を用いた無侵襲呼気オミックス解析法を開発し、新型コロナウイルスやインフルエンザウイルス感染症の高精度な診断法を確立しました。今後、呼気オミックスを、心血管・肺疾患、生活習慣病、動脈硬化、糖尿病などの代謝性疾患やがんなどの診断、健康管理、未病予防の遠隔医療などに展開し、未来型呼気医療の確立を目指します。

本研究成果は2023年7月25日付けで国際学術誌Nature Communicationsに掲載されました。

【問い合わせ先】
●研究に関すること
東北大学大学院医学系研究科環境医学分野
教授 赤池 孝章(あかいけ たかあき)
TEL: 022-717-8164
E-mail: takaike*med.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

●報道に関すること
東北大学大学院医学系研究科・医学部広報室
TEL: 022-717-8032
E-mail: press*pr.med.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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