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腎・膠原病・内分泌学分野 宮崎 真理子准教授らの論文がAntioxidants誌に掲載されました
東北大学大学院医学系研究科 腎・膠原病・内分泌学分野 宮崎 真理子准教授が参画する、聖路加国際病院、日本トリムの共同研究グループは、2006年から共同で行ってきた電解水素水(注1)による包括的腎臓病対策研究の成果に関する総説論文を出版社MDPI(本社:スイス)の「Antioxidants」誌のSpecial issue(特集号)に投稿し、2024年1月11日に掲載されました。
この総説論文では、急性腎臓病、慢性腎臓病、末期腎不全患者の血液透析療法に対する電解水素水の応用研究の成果をまとめ、世界的に行われている水素分子(H2)の生体への影響評価研究成果と照らし合わせ、その推定作用機序や今後の展望等に関して述べられています。
【用語説明】
注1.電解水素水は、水道水を整水器で浄水・電気分解することで得られる、弱アルカリ性で分子状水素(molecular hydrogen)を含む飲用の水。
【論文情報】
タイトル:Application of Electrolyzed Hydrogen Water for Management of Chronic Kidney Disease and Dialysis Treatment—Perspective View
著者: 中山昌明*、宮崎真理子、樺山繁
*筆頭著者:東北大学病院血液浄化療法部客員研究員兼聖路加国際病院腎臓内科部長/腎センター長(中山昌明)
掲載誌:Antioxidants
DOI:doi.org/10.3390/antiox13010090