• TOP
  • NEWS
  • 健康行動疫学分野の佐藤 衛大学院生らの論文がArchives of Gerontology and Geriatricsに掲載されました

お知らせ

  • 研究成果

健康行動疫学分野の佐藤 衛大学院生らの論文がArchives of Gerontology and Geriatricsに掲載されました

これまでの研究から、孤立の客観的側面である社会的孤立(他人と交流する機会が少なくなった状態)や主観的な側面である孤独(自分が他の人たちから孤立していると感じる状態)は、それぞれ様々な全身疾患や要介護認定と関連することが示されています。本研究は、社会的孤立と孤独が組み合わさることでフレイル発症のリスク上昇につながるかどうかを縦断研究により明らかにしました。
本研究は65歳以上の高齢者約8千人を対象とした3年間の追跡調査です。統計解析により、社会的に孤立している人は社会的に孤立していない人と比較し、フレイル発症リスクが約1.4倍高く、孤独を感じる人は孤独を感じていない人と比較し、フレイル発症リスクが約1.8倍高くなっていました(図1)。さらに、社会的孤立と孤独はそれぞれ独立してフレイル発症と関連していることが示されました。
本研究成果は、2025年5月27日に「Archives of Gerontology and Geriatrics」に掲載されました。

ページトップへ戻る