模擬講義|2024

さまざまな分野で最先端の研究や診療を行い、普段東北大学の医学部生へ講義を行ってくださっている教授がオープンキャンパスのためだけに高校生向け特別授業を開講します!

医学部の講義を一足先に体験してみませんか?
きっと皆さんの医学の対する興味がより強くなるはずです。

会場

星陵会館・星陵オーディトリアム2階 講堂(座席数 280 立見席も開放します)

星陵キャンパスマップ

時間割

※講義タイトルをタップまたはクリックで紹介へスクロールします

30日

10:30ー11:30

講義A

「病は気から」は
「がん」でも当てはまるのか?

中谷 直樹 先生
(東北メディカル・メガバンク機構 予防医学・疫学部門(兼)大学院医学系研究科 健康行動疫学分野 教授)

13:00ー14:00

義B

がん細胞の生存戦略:
遺伝子と環境の相互作用

五十嵐 和彦 先生
(生物化学分野 教授)

14:30ー15:30

講義C

目から全身をみる
~最近の眼科学研究について~

中澤 徹 先生
(眼科学分野 教授)

31日

10:30ー11:30

講義D

目で見る呼吸機能
―新しい測定機器の開発を通して―

黒澤 一 先生
(産業医学分野 教授)

13:00ー14:00

講義E

“放射線診断学” 講義
リアル医学部授業6年間ダイジェスト

高瀬 圭 先生
(放射線診断学分野 教授)

14:30ー15:30

講義F

病理診断ってなに?
ようこそ顕微鏡の世界へ!

鈴木 貴 先生
(病理診断学分野 教授)

講義紹介

講義A

30日 10:30ー11:30

「病は気から」は
「がん」でも当てはまるのか?

中谷 直樹 先生

東北メディカル・メガバンク機構 予防医学・疫学部門
(兼)東北大学大学院医学系研究科 健康行動疫学分野 教授

現代社会において「こころの健康」への関心が高まっています。近年の疫学研究では「抑うつ」が死亡リスクを高めるとが報告されています。日本では古くから「病は気から」という言葉があります。特に、病気になりたくない方、病気になった方がこの言葉を信じ、病気に打ち勝つために、無理に気持ちを前向きに強く持っていなければならないと思いがちです。今回、がんに焦点を当て「病は気から」について説明します。また、がん患者さんのご家族の健康影響についての研究も紹介します。

参考リンク

健康行動疫学分野

講義B

30日 13:00ー14:00

がん細胞の生存戦略:
遺伝子と環境の相互作用

五十嵐 和彦 先生

東北大学大学院医学系研究科・生物化学分野 教授

ヒトの体をつくる全ての細胞は同じ遺伝情報を持ちますが、臓器に応じた特有の働きを担います。これは、遺伝子(ヒトでは2万ヶ弱)の利用パターンの違いによると考えられます。すなわち、どの遺伝子を発現させその遺伝子がコードするタンパク質を作るのか、その違いによって細胞の機能が特殊化すると考えられます。遺伝子の発現異常が様々な病気に関わることも知られています。この講義では、がん細胞の転移(体のなかでがん細胞が広まっていく病態)を例に、遺伝子発現の調節とその異常について紹介します。遺伝子に関する予習は以下の「ずんだもん動画」でどうぞ。

参考リンク

生物化学分野

研究室YouTubeサブチャンネル
(予習用動画「ずんだもんと学ぶ遺伝子」)

研究室YouTubeチャンネル

Xアカウント(@kazuigarashi)

講義C

30日 14:30ー15:30

目から全身をみる
~最近の眼科学研究について~

中澤 徹 先生

東北大学大学院医学系研究科 眼科学分野 教授

「人生100年」といわれる時代において生涯視覚を維持することは、幸せな人生を送る上で大変重要です。日本では、緑内障による失明や子供の近視の増加が問題となっています。また、目は体内で唯一血管を直接見ることができる臓器であり、眼底写真をAI研究に活用することで、全身の健康状態も垣間見ることが可能です。本講義では、緑内障の早期発見、近視の予防、全身疾患の予測をテーマに、簡易検査装置とAIアルゴリズム開発による最新の研究成果を紹介します。

参考リンク

眼科学分野

東北大学COI-NEXT「Vision to Connect」拠点

講義D

31日 10:30ー11:30

目で見る呼吸機能
―新しい測定機器開発を通して―

黒澤 一 先生

東北大学大学院医学系研究科 産業医学分野 教授

人間は生きている限り、生命の営みが続けられます。呼吸はその重要な要素の一つです。酸素を体の中に取り込み、二酸化炭素を体の外に排出する働きは、肺の中に3億個もあると考えられている肺胞で行われており、外気と肺胞の空気の交換は気管や気管支などの気道を通して行われます。空気が気道を通りにくくなる病気の代表は気管支喘息です。どの程度、通りにくくなっているのか、肺の中のことですし、空気は目に見えないものですので、その状態を調べる手段は限られていました。私たちは、従来からあった空気の振動を利用して測定する方法に新しい工夫を加えて、正確な測定結果をわかりやすく表示する機器を発明しました。講義では、呼吸機能の基本的な話と新しい測定機器の開発について紹介したいと思います。

参考リンク

産業医学分野

新しい呼吸機器

模擬講義YouTubeライブ配信

講義E

31日 13:00ー14:00

“放射線診断学” 講義
リアル医学部授業6年間ダイジェスト

高瀬 圭 先生

東北大学大学院医学系研究科 放射線診断学分野 教授

放射線診断医とは、CT,MRI,核医学等の画像で病気を診断し、画像で見ながら細い針や管(カテーテル)を体に入れて低侵襲の治療(IVR)を行う医師です。医学部では1-3年生の基礎医学から、4年生の臨床医学、5,6年生の臨床実習にかけての様々な段階で、放射線診断に関する講義や実習をしています。この模擬講義では、医学部での放射線診断科の授業と実習をダイジェストで紹介します。東北大学の医学生になったつもりで参加してみてください。

参考リンク

放射線診断科ホームページ

YouTubeチャンネル

高血圧チャンネル

模擬講義YouTubeライブ配信

講義F

31日 14:30ー15:30

病理診断ってなに?
ようこそ顕微鏡の世界へ!

鈴木 貴 先生

東北大学大学院医学系研究科 病理診断学分野 教授

病理とは顕微鏡を武器に病気の本質に迫る学問で、医療の現場で大変重要な役割を果たしています。病理診断はどういうもの?病理研究って?さあ皆さんも顕微鏡を通して病気を知ってみませんか?

参考リンク

病理診断学分野

ご来場のみなさまへ

  • 模擬講義の予約は不要です。直接会場までお越しください。
  • 時間に余裕をもってお越しください。講義資料を配布することがあります。
  • 満席によりご案内を終了することがあります。
  • 講義の開始、終了予定時刻は目安であり、多少前後することがあります。
  • 講義中はお静かにお願いいたします。
  • 席に余裕がある場合には途中入場も可能です。
  • 会場内は食事不可です。(ふたが閉まるお飲み物は可)

※保護者の方もご聴講いただけます。

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