検査技術科学専攻 ウェアセレモニー 決意表明文

秋分のみぎり、本日は多くの先生方、保護者の皆様方に見守られ、白衣を頂きましたこと、深く感謝申し上げます。私たちは、入学した時から今日まで、支えて下さるすべての方々の協力のもと、数々の試練を乗り越えながら勉学に励んでまいりました。白衣に袖を通したいま、身の引き締まる思いを実感しています。

1週間後に控えた臨地実習は、これまでの座学、また、学内実習で得た知見を、臨床の場で結びつける初めての機会となります。患者さんの診断に検査が深くかかわるということは、これまでも当然のように理解していましたが、今後はより一層の責任と自覚をもって実習に取り組んでまいりたいと思います。また、学生のうちから、臨床の場で検査に立ち会い、時に実務経験を積むことは、人生においてとても貴重な経験になることと思います。患者さんはご自身の病気と闘いながらも、私たちに学びの場を与えてくれます。患者さんに接するか否かに関わらず、不安を少しでも取り除いたり、ご家族の気持ちに寄り添ったりできるような、熱意ある姿勢で主体的に学び、充実した実習となるよう日々心掛けたいと思います。

実習を通して、私たち学生一人一人が、臨床検査技師の役割と使命を、学生でありながらも、一医療従事者として全うし、最大限の努力をもって実習に臨むことをここに誓います。
検査技術科学専攻3年
代表 佐々木 心