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全身持久力を高く継続的に保つと 2型糖尿病の発症リスクが低いことを支持

東北大学大学院医工学研究科の門間 陽樹(もんまはるき)助教と永富良一(ながとみりょういち)教授(兼大学院医学系研究科)は、東京ガス株式会社および国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所と共同で勤労者男性を対象とした追跡調査を行い、一時的に高い全身持久力よりも継続的に全身持久力が高いほうが、その後の2型糖尿病発症の低いリスクと関連することを明らかにしました。

現在、「全身持久力(ジョギングやランニングで高めることができる体力)を高く保つことは、2型糖尿病の予防につながる」という考えは広く受け入れられていますが、実は、この考えは本当かどうか実際に検討されていない、いわば通説です。本研究はこの一般に広く受け入れられている通説に対して直接支持するデータを世界で初めて示した重要な報告です。この成果は、2017年5月16日に、Medicine & Science in Sports & Exercise(電子版)に掲載されました。

【ポイント】
全身持久力を複数回測定した男性7158人を23年間追跡し、全身持久力の特徴の違いにより、その後の2型糖尿病の発症リスクを比較した。
一時的に全身持久力が高いことは、2型糖尿病の発症リスクに影響を与えないが、継続的に全身持久力が高いほうが、2型糖尿病の発症リスクが低いことが明らかになった。
「全身持久力を高く保つことは2型糖尿病の予防に有効だ」という通説を直接支持するデータを世界で初めて示した。

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