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リンパ球の一種B細胞による抗体産生に重要な因子を発見 – PC4タンパク質を介したクロマチン制御によるB細胞分化制御機構の解明 –

 白血球の一つであるB細胞は抗体を産生する細胞に分化して病原体などを排除する役割を持っています。東北大学大学院医学系研究科生物化学分野の落合恭子助教、五十嵐和彦教授らのグループは、B細胞における抗体産生において、クロマチン構造を制御するタンパク質であるPC4が重要であることを明らかにしました。
本研究により、PC4がB細胞で転写因子IKAROSとともに、抗体獲得に必要なクロマチン状態を制御していることを明らかにしました。さらに、PC4とIKAROSは、転写因子IRF4とともに抗体産生細胞の分化と抗体獲得を促すことが分かりました。本研究は、抗体産生細胞分化に重要なB細胞のクロマチン制御を初めて明らかにした重要な報告で、本研究によって、B細胞が関与する免疫不全において抗体獲得改善法の発展に貢献することが期待されます。

 本研究成果は、2020年12月22日午前11時(現地時間、日本時間12月23日午前1時)にCell Reports誌(電子版)に掲載されました。

【お問い合わせ先】
●研究に関すること
東北大学大学院医学系研究科生物化学分野
助教 落合 恭子
電話番号:022-717-7597
Eメール:kochiai@med.tohoku.ac.jp

教授 五十嵐 和彦
電話番号:022-717-7598
Eメール:igarashi@med.tohoku.ac.jp

●取材に関すること
東北大学大学院医学系研究科・医学部広報室
電話番号:022-717-7891
FAX番号:022-717-8187
Eメール: pr-office@med.tohoku.ac.jp

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