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潰瘍性大腸炎の診断に有用な抗体マーカーを同定 内視鏡検査なしに血液検査での潰瘍性大腸炎診断法へ期待

潰瘍性大腸炎とクローン病などの炎症性腸疾患は、若い方を中心にその患者数が急増しています。これらの疾患を正しく診断し、病状をより正確に把握するためには大腸内視鏡検査が必要ですが、内視鏡検査は肉体的にも負担が大きいため、その検査の回数を減らせる検査方法の開発が求められています。東北大学病院消化器内科の角田洋一病院講師および、同リウマチ膠原病内科の白井剛志病院講師、東北大学大学院医学系研究科消化器病態学分野の正宗淳教授らのグループは、国際共同研究により、国内外の炎症性腸疾患の診断における抗EPCR抗体検査の有用性を明らかにしました。本研究は、抗EPCR抗体が潰瘍性大腸炎の診断に日本人集団と欧米人集団の双方で有用であることを初めて明らかにした重要な報告です。本研究によって、血液検査による潰瘍性大腸炎の診断法や活動性の評価法の実用化が期待されるほか、将来の個別化医療に関する研究の発展が期待されます。

本研究成果は、2021年12月27日(現地時間、日本では12月28日)Clinical Gastroenterology and Hepatology誌(電子版)に掲載されました。

【お問い合わせ先】
●研究に関すること
東北大学病院消化器内科
病院講師  角田 洋一
電話番号:022-717-7171
Eメール:press*gastroente.med.tohoku.ac.jp (*を@に置き換えてください)

●取材に関すること

東北大学大学院医学系研究科・医学部広報室
東北大学病院広報室
電話番号:022-717-8032
FAX番号: 022-717-8187
Eメール: press*pr.med.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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