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新型コロナウイルス感染症の急性期症状に漢方薬 漢方薬投与による発熱緩和、重症化抑制を確認

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の急性期治療に新規薬剤が開発され使用されていますが、未だ、大多数の軽症~中等省Ⅰ患者を対象とした汎用性のある薬剤はありません。
東北大学病院総合地域医療教育支援部および東北大学大学院医学系研究科漢方・統合医療学共同研究講座の石井 正(いしい ただし)教授、高山 真(たかやま しん)特命教授らのグループは、COVID-19急性期症状に対して、漢方薬が発熱緩和や重症化抑制に効果がある可能性を2つの研究で明らかにしました。1つ目の観察研究では、患者の状態に合わせた漢方薬の使用による重症化抑制効果を、2つ目のランダム化比較試験では体力のない方からある方まで幅広く用いることができる漢方薬の組み合わせによる症状緩和、重症化抑制について明らかにしています。本研究によって、軽症~中等症Ⅰの大多数のCOVID-19患者の症状緩和、重症化抑制に貢献することが期待されます。また、漢方薬は安価であり、経済的・医療的なメリットも期待されます。

本研究成果は、一つが2022年11月4日にInternal Medicine誌に、もう一つが2022年11月9日にFrontiers in Pharmacology誌に掲載されました。

【お問い合わせ先】
●研究に関すること
東北大学大学院医学系研究科漢方・統合医療学共同研究講座
特命教授   高山 真
電話番号: 022-717-7507
Eメール: takayama*med.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

●取材に関すること
東北大学大学院医学系研究科・医学部広報室
東北大学病院広報室
電話番号: 022-717-7149
FAX番号: 022-717-8931
Eメール:  press*pr.med.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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