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オープンラボ特集 2017

司会:広報室
西條 早絢 さん(細胞治療分野 修士1年)
阿部 俊明 先生(細胞治療分野 教授)

簡単に自己紹介とオープンラボを知ったきっかけをお聞かせ下さい。

西條:私は出身が宮城県なのですが、学部は神奈川県の東海大学工学部の生命科学科に在籍していました。大学院進学を考えていたときに東北圏内の研究室を探していて、阿部先生にご連絡して研究室を見学させていただきました。4年生の時に、オープンラボについて医学系研究科のHPで知って、これまで阿部先生の研究室しか見学したことがなかったので、他の研究室も見てみるためにオープンラボを利用しました。

阿部:私はもともと眼科医なので、目の病気の治療方法に関して研究してきました。網膜といった目の奥にある神経細胞の病気の治療方法を開発することを、ずっとやってきています。

オープンラボ企画についての第一印象を伺えないでしょうか。

阿部:私は積極的に学生のリクルートをするタイプではないので、オープンラボの話を聞いたときは面白くて良い企画だと思いました。誰にでもアプローチできる良いチャンスができますし、非常にいいことだと思いました。

西條:研究科HPにオープンラボのバナーが出ていて、最初は「オープンラボって何かな?」と感じた記憶があります。大学院の出願のときに、阿部先生の研究室が第1希望だったのですが、第2希望と第3希望を記入する欄があって、それで、他の研究室も実際に見てみて、本当に行きたいと思う第一希望の研究室を判断するという意味でオープンラボに参加しようかなと思いました。他の研究室は、オープンラボを推進されていた堂浦先生から紹介していただいて、結果的には期間中に4つの研究室を見学しました。

阿部:西條さんの印象は、かなり積極的に自分で動ける学生さんだと思いました。例えば、ちょうど東京で開催された学会に来てみたらどうかと誘ったら本当に来てくれて、これは相当積極的でやる気がありそうだなと印象受けましたね。

西條:オープンラボの時は、阿部先生の研究室にも来ていて、阿部先生がお忙しいときは、秘書さんや助教の先生たちとお話ししました。学部生の時、研究室へ所属した後、他の研究室の話を聞いて、「私のやりたいことは、本当はそっちだったのかなぁ」という事があったので、大学院進学のときは十分下調べをしようと思っていました。阿部先生の研究室では、研究に関わらないことでも話を聞いてくれて、小さな疑問でも質問しやすい雰囲気を作ってくれています。阿部先生の教授室に行っても、作業止めて聞いてくださいますし。

阿部:オープンラボでは、横のつながりで他の分野の人たちと接触できるのはいいと思いますね。また、現在のオープンラボは夏季休暇中や春季休暇中に開催されていますが、それ以外の時期に来たいという要望があるのであれば、いつでも時間を空けますし、時間が取れない場合でも前もって言ってもらえたら対応できます。オープンラボというのは、いつでも来てくれていいけど、オープンラボの期間は積極的に受け入れていますよというアピールだと思うんですよね。

西條:学部生にとっても、年中やってもらったほうが良いと思います。三年生や四年生で大学院に行きたいと思っている学生には就活活動をあまり意識しないので、「行ってみようかな」と思い立ったときにすぐ行動に移せることが大事なんじゃないでしょうか。期間が決まっていると、タイミングを逃してしまうこともあるでしょうし、他の大学院では今やっているからじゃあそっちに行こうとなってしまうかも。あと、個人的にはオープンラボについての申し込みから研究室訪問までの流れとか、具体的な説明をHP上に増やしてほしいです。実際に参加してみて、誰と連絡を取り合うのか、どれくらいの期間がかかるのかわからなことが多くあって、たくさんドキドキした記憶があります。

申し込みし易い、心理的なハードルを下げるということですね。オープンラボの今後に役立てたいと思います。本日はどうもありがとうございました。

(2016.12)

オープンラボの申込み方法などは、以下ページにあります。

研究室オープンラボ

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