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大学院特集2019

2017.11
公衆衛生学専攻 医療管理学分野 修士課程
松村 彩未さん

Q.東北大学の大学院を選んだ理由を教えてください。

進学の際には他大学の大学院も含め説明会に行きました。
決め手となったのは、東北大学の学部を卒業しているため顔を知っている先生方が多いという点と、ある程度周囲の環境など勝手を知っていたほうが大学院生活を送りやすいと考えたためです。

東北大学のMPHはまだ歴史が浅いですが、それを感じさせないほど充実した環境が整っており、各分野のスペシャリストが揃っています。
日本においてまだMPHの認知度は低いですが、海外においてはメジャーな学位です。
MPHの活用の幅は年々広がっていますので、自分の興味のある分野が公衆衛生学専攻にあるのであれば、MPHを取れる専攻を選ぶと良いと思います。
友人やOBとのネットワークがある方は、積極的に研究室訪問や相談をすると良いと思います。

Q.どんな研究をしていますか?

医療管理学分野において、医療政策・医療経済に関する研究をしています。
ご存知の通り世界において日本は超高齢化社会の最先端ですが、予防医療の必要性は年々高まっていて、医療資源はもちろん有限です。そのような中で、医療現場や地域社会において医療と人をどのようにマネジメントしていくべきなのかという点に重点を置き、DPCデータを活用して医療提供の最適化(資源配分、費用対効果など)に関する研究に取り組んでいます。

Q.研究室での一日の生活はどのようなものですか?

私は勤務先である大学病院に理解と協力を得てシフトを調整してもらい、フルタイムで勤務しながら大学院へ通っています。
修士1年の前期は最も講義が多く、
月 当直明け、午後:講義
火 講義
水 午前:勤務、午後:講義
木 午前:勤務、午後:講義
金 勤務(日勤)
土 勤務(日勤)
日 当直
というスケジュールで生活していました。後期は講義が少ないためこれほど過密ではありません。講義以外の時間はデータ解析や論文を読み込み、自分の研究を進めることに時間を割いています。

Q.受験を考えている方へのメッセージをお願いします。

知的好奇心を満たすため、興味の幅を広げるため、スキルアップのためなど大学院に進む理由は人それぞれだと思いますが、それを受け止めるだけの度量がこの専攻にはあると思います。私自身も進学するか迷った時期がありましたが、自分の中に疑問を抱えたまま過ごす2年間よりは、大学院で学んで過ごす2年間を選んで良かったと思っています。
社会人で進学する予定の方は、職場の理解とサポートが必要ですので、早めに相談して意志表示をしておくことが大切だと思います。

※所属や職名などは、記事発表当時のものとなっております。

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