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感染症と共生する社会を創る


司会を務めた免疫学分野の石井直人教授、微生物学分野の押谷仁教授、東北大学大学院歯学研究科国際歯科保健学分野の小坂健教授

10月16日(日)、読売新聞教育ネットワーク主催の高校生向けオンラインセミナー「2022 未来の医療を創る君へ」が開催され、東北大学医学部が参加しました。本学は「感染症と共生する社会を創る」をテーマに微生物学分野の押谷仁教授、東北大学大学院歯学研究科国際歯科保健学分野の小坂健教授が講義を行いました。

開会の挨拶として八重樫伸生医学部長が「東北大学医学部ではウイルスの研究が盛んに行われており、例えばセンダイウイルスは約70年前に東北大学で発見されました。今日のセミナーは感染症をテーマとして行います。ぜひ楽しんでください」とビデオメッセージを寄せました。

押谷教授は「21世紀の新興感染症の脅威とこれからの社会を考える」と題し、新興感染症と人類の歴史を説明し、今回COVID-19の流行がなぜ起きたのかを解説、これからの社会には医学だけでなく多分野との連携が必要であるとし、そのために東北大学では感染症共生システムデザイン学際研究拠点を設置していると述べました。

講演する押谷教授

小坂教授は「レジリエントな社会ってなんだろう?」と題し、未知の感染症に対して情報を収集する事・正しく伝える事が重要であると解説、また生活環境に関わる出来事や政策は健康に大きな影響を与えることを紹介し、パンデミックが起きたときに事前の準備だけでなく迅速で柔軟な対応が必要だと述べ、そのようなときは成長の時期、チャンスであると捉えて欲しいと伝えました。

講演する小坂教授

講義後はオンライン上の懇親会を開催。講師・若手研究者、東北大学病院卒後研修センターの指導医・研修医、医学科2年生を中心とした現役医学部生の3グループに分かれて、リラックスした雰囲気で質問や意見交換が行われました。講師への質問では「いつの間にか治まっている感染症があるのはなぜですか?」「SNSを活用して効果的に正確な情報を伝えることができますか?」との内容が寄せられました。研修医へは「どの診療科が気になっていますか?」「なぜ医師を目指したのですか?」「研修医の若い先生ということで困ったりすることはありますか?」などの質問が、現役医学部生には入試対策や本学を選んだ理由や魅力は何ですか、などの質問が寄せられました。

東北大学病院卒後研修センターの指導医・研修医
医学教育推進センター岩﨑淳也講師と現役医学部生のみなさん

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