大学院生の声
国内学会参加報告
張 冬頴
この度大学院教育改革支援プログラムより助成を頂き、第83回日本薬理学会年回(3/16〜18、大阪)に参加致しました。
参加者は3日間で1500名を超え、国内薬理領域で最大の学術集会と言えます。日本国内のほか、海外からも多くの方が参加しており、さらに企業のブースも例年通り数多くの展示がありました。
私は「PETを用いて抗ヒスタミン薬による翌日残存副作用の評価」という内容について口頭発表を致しました。毎回のことですが、10分という限られた時間で完結に研究内容を伝えることの難しさを感じました。また、残念なこととして、私は英語で発表しましたので、完全に伝えられなかった点も残っていると思います。質問への返答を苦手としていましたが、レベルが高い質問を受けたことは嬉しかったです。なぜかというと、自分が伝えたことをじっくり考えてくださった方がいるとわかったからです。Audiencesの質問から自分の不足点や将来の研究方向も頭の中で整理できるようになりました。
本学会は、最新の知見を知ること、他の研究者との交流を行うこと、自分自身を鍛えるという点で、大変貴重な経験となりました。このような機会を与えてくださった大学院教育改革支援プログラムに感謝いたします。今後、多くの大学院生がこの制度を利用し発表の機会を得ることを望んでいます。
