この度、大学院教育改革支援プログラムの「学会参加助成」をして頂き、14th International Congress on Infectious Disease (ICID) (Miami, USA, March 9-12, 2010)へ参加しましたので、このことを報告する。ICIDは世界各国から約3,000人が参加し、様々な病原体の基礎研究から発展途上国、先進国などの実地調査などに至るまで多岐に渡る演題が発表された。

今回、私は「フィリピンにおけるレストンエボラウイルスの遺伝子解析および実態調査」についてまとめたものをポスターにて報告させて頂く機会を得ました。とても充実した学会であったともに、普段参加している国内学会とは異なり、日本では馴染みの薄い病原体に関する研究をされているなど国内学会では得ることは出来ない経験をさせて頂きました。また、異なる視点を持ち従事している方もおられ、このような方たちとも話す機会を得、改めて競合する研究者が世界中にいることを実感いたしました。しかしながら質問をされた際に円滑なディスカッションが出来ずに残念と思っています。英語の読み書きだけでなく、自由に英語を話せる能力が必須であることを再確認した場ともなりました。

本学会は、研究のため情報収集の場だけでなく。世界の研究者と比較した際の現在の、私自身の実力などを認識する機会にもなりました。このような機会を与えてくださりました大学院教育改革支援プログラムおよび渡航に辺りご尽力してくださいました大学院教務係の皆様にこの場を借り感謝させて頂きます。